2013年5月19日日曜日

舞台、Les Miserables見てきました。

5月18日、舞台「レ・ミゼラブル」を見てきました。
まず、レミゼを凄く簡単に説明しますね。私の知ってる範囲でしか簡単に説明しないので、詳細はこちらなど→ http://ja.wikipedia.org/wiki/レ・ミゼラブル  原作はヴィクトル・ユーゴー作の長編小説で、ナポレオン一世没落後のフランスが舞台になっています。岩波文庫で豊島与志雄訳のレミゼが出ています。それは全四巻。内容はざっくり言うと…パンを盗んだ罪で19年牢獄ですごしてきたジャン・ヴァルジャン。出獄した彼は司教の館から銀の食器を盗んでしまうが司教はそんな彼を許す。そんな神のように優しい司教のおかげでジャン・ヴァルジャンは目ざめ…--革命、暴動、逃亡--そんな嵐のような人生を送りながら、売春婦に身を落としたファンティーヌの娘コゼットを本当の娘のように愛し、守り続けていったジャン・バルジャンの18年間の逃亡人生を描いた物語である。
…本当にざっくりな説明で申し訳ないです。おもな登場人物はジャン・ヴァルジャン、ファンティーヌ、コゼットの他に、ヴァルジャンを追い続けるジャベール警部、コゼットを預かっていたお金に汚いテナルディエ夫妻、コゼットに思いを寄せるマリウス、そんなマリウスに思いを寄せるテナルディエの娘、エポニーヌなど。1980年パリでミュージカル舞台化されてから、色や形を変え、日本などでも舞台化、映画化されています。世界中から愛され続けている作品です。
2012映画版レミゼ

 映画も見に行きました。感動したところを抜粋すると、まず、売春婦に身を落としたファンティーヌが“夢やぶれて”を歌うシーン。汚れてしまい、何もかもを捨てたのに、何故か美しく見えます。それは何故なのでしょうか。儚くも、美しい。消えてしまいそうなのに、消え入ることの無い存在感。私はスクーリーンの中の彼女にのめり込み、心引かれました。好きなシーンをもう一つ抜粋。マリウスに叶わない恋をする、エポニーヌが雨の中の帰り道でオン・マイ・オウンを歌うシーン。とにかく、切ない。とりあえず切なすぎる。ずっと思い続けてきたのに…おい!マリウス!!鈍感すぎるわ!お前えええ!!ぶふぉあっ!ってなりました。でも、どう見ても叶わないんですよね。彼女の表情や歌声に胸を締め付けられました。私は因に、エポニーヌが一番好きです。映画は、全体的に迫力満点で、大げさかもしれないですが役者さんが歌うたびに心臓がグッとスクリーンに引き寄せられる感覚に陥りました。何回でも見たい作品の一つになりました。
 
2013舞台日本版レミゼ
そして、先日見に行った舞台レミゼ。帝国劇場にて上演されました。一階席の後ろの端の方に座ってみていたので、役者さんの表情は見えませんでした。ただ、舞台美術を広々見れて、私は楽しかったです。一人一人の生の歌声に圧倒され、飽きさせない演出にまた引き込まれました。結婚式のシーンの衣装がカラフルでかわいらしくて私は好きでした。テナルディエ夫婦の衣装が特に。マダムのドレスのわざとっぽく後付けされたようなピンクのポンポンが印象的でした。それと、銃撃シーンの迫力に圧倒されました。音響が迫力満点で、すぐ近くで弾が飛び交っているようでした。その恐怖の中で青年達は戦い、散っていったのだと実感し、悲しくなりました。

 舞台も、もう一回は生で見てみたいなと思いました。出来れば、近くで表情が見えるところで見てみたいですね…。

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